やはり余裕はいけなかったようで、技志向チームのWRO2012は今日で終わってしまいました。
サッカーは日本の審判の不勉強ゆえに1回戦で負けそうになりながらも、日本一となりました。今日の大会ではいくつかの反省点をふくめて、非常に勉強になりましたが、予選で敗退してしまいました。ただ、技志向のマシンをコピーしたえりたけんちゃんチームが予選全勝で勝ち抜いてくれました。私としては、多少なりとも複雑な気持ちがあったのは否定できないのですが、マシンを作ったケイスケは、明日はえりたけんちゃんを応援に行くと言っています。自分の作ったマシンがどこまで行けるのかを見たいということです。これがエンジニアというものかもしれません。レースで脚光を浴びるのはドライバーですが、マシンの開発者もきっと嬉しいのでしょう。子供から自分の了見の狭さを教えられた気がします。えりたけんちゃん チームには、ケイスケのためにもぜひ少しでも上に勝ち上がってほしいと思います。
デルタもカイも残念ながら満足できる結果ではありませんでした。
言い訳のようですが、マニラ、アブダビとWRO世界大会に参加して、その運営の酷さ、他国のチームのルール無用のきたなさ、そういうチームを見て見ぬふりをして注意をすることもない国際審判たちに、正直なところ世界大会に向けて努力しても無駄という思いと、腹立たしさしか残らず、かなりいい加減な気持ちで指導してきました。
しかし、今年は、若干アンフェア―な部分はあったものの、マレーシアの運営、マレーシアチームの実力と戦略には、世界戦もチャレンジしてみるかという気にさせてくれました。技志向としては、今年サッカーと小学生部門で優勝したことで、この活動も終わりにしようかなと思い始めていたのですが、世界を狙うのも悪くないかもと思い始めました。昨年、一昨年と違い、後味の悪さが全く無い世界大会でした。これが単にマレーシアというお国柄ではなく、WROが進化したことによるものであってほしいと願っています。
ということで、結果は満足のいくものではありませんでしたが、非常にたのしい時間を過ごすことができたことが何よりでした。
明日はプールで遊んで、日本に帰ったらロボカップに向けて始動です。といってもまだレスキューと、サッカーどちらにでるのやら。
技志向コーチ